概要

保全医学(conservation medicine)の概念は2000年に入り急激に世界に広まった新しい学問分野です。人間の活動に伴う環境の変化とそれに付随する感染症や汚染物質による健康問題は世界的に解決しなければならない課題です。保全医学は、「健康」について、人間だけではなく、動物や生態系、社会、そして広くは地球全体の健康問題として捉えるOne Healthの概念の下で進められます。保全医学の推進のためには医学、生態学、獣医学、工学、農学、経済学、地球科学、情報学、文学、人類学など、文系理系の枠を超えた多分野間の連携が必要です。

北海道大学では、「大学の世界展開力強化事業」で約40年の交流の歴史を持つザンビア大学との国際的な保全医学のための大学院生の国際教育交流プログラムを実施します。アフリカでは、日本にはない環境で、世界が抱える課題を解決するための知識と技術について、実際のフィールドで学び、経験します。またザンビア大学から来日し学ぶ学生は、研究室に入り、保全医学の先端研究に触れます。

プログラムポリシー

◇ザンビアでの修学経験やザンビア大学教職員・学生の交流を通じて、ザンビア、サブサハラ地域、ならびにアフリカ諸国との社会、生活習慣、および文化の違いを理解し協働できる人材を育成する。

◇アフリカと日本の連携推進が、グローバルな感染症問題、環境問題、食料生産問題の解決に貢献する、という意識のもと、将来アフリカとの連携に意欲的に取り組む思考態度を有する人材を育成する。

◇専門分野における優れた知識と技術はもちろん、国際感覚に優れ、また異分野の人間との協働を積極的に行うことができ、国際的な課題を俯瞰しOne Healthに貢献できる人材を育成する。

◇日本のみならず、各国の獣医系大学、研究所、行政機関、病院および企業において感染症制圧、環境保全および食の安全の担保等を国際的視野でコミュニケーションを図ることのできる人材を育成する。

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