ザンビア大学の学生が北海道にて2024年度の活動を実施しました

2024.10.3

/7-7/21の2週間、2024年度IVCMEPの学生受け入れを実施しました。ザンビア大学の獣医学部、医学部、農学部から計4名の大学院生が北海道に渡航し、保全医学について多岐にわたる活動を行いました。

北海道大学では北大生と合同で授業を受け、専門分野や文化が異なる人とのコミュニケーションに関するワークショップや環境毒性学に関する講義、GISの活用に関する実践的な演習などを通じて保全医学の知識と研究や社会活動を通して実践するための基礎力を身につけました。

別の機会では、札幌市南区の豊羽鉱山へのフィールド演習に訪れ、企業が廃坑後も継続的に管理行なっている鉱滓ダムや排水処理施設を訪れ、環境保全に関する民間セクターの取り組みを見学しました。また、23日の道東地域への生態系保全に関する演習では釧路市の猛禽類医学研究所および知床国立公園を訪れザンビアとは異なる自然環境やそこで生じるヒトと動物の軋轢などについて、フィールドにも分け入って森林や野生動物を観察しながら学びました。プログラム終盤には学生の専門性に応じたラボローテーションを行い、教員と密にコミュニケーションをとりながら先端的の設備を用いた研究内容や分野横断的かつ国際的な研究プロジェクトについて主体的に学ぶ機会となりました。

 活動の報告会は去る815日に行われ、活動詳細を記載したレポートは、派遣学生と合同で一冊の報告書としてまとめる予定です。

 

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